親としての喜びと感動
これまで7年にわたり、子供たちのダンスを見守ってきました。
いつものレッスンは、
ただ教室まで子供たちを送り届け、最近ではレッスンの様子も見ないまま、時間になれば
迎えに行く、という状態を続けているのですが(レッスン場にお母さん方がいると、小さい
子は甘えが出てしまうので、保護者は全員退場させられるのです)、だからこそ年末が近づき
発表会やコンサート用のダンスを見ることができる時期になると、その成長ぶりには本当に驚かされます。
確かに、衣装やメイクは親が本当に大変で、そこそこお金もかかり、「もう今年で終わりにしてもいいん
じゃないか?」と思うこともしばしばです。
でも、ステージ上でスポットライトを浴びて堂々と踊っている
子供たちを見ると、毎度毎度感動が押し寄せ、自分の苦労など忘れてしまうのです。
考えてみれば、ただ衣装を作成してそれを着せてしまえば、横で待機しているだけの私よりも、難しい振り付
けを短期間でマスターし、何度も何度も激しい踊りを踊らなければならない子供たちのほうが、何倍も何十倍も
体力を消耗するに決まっているのです。
それでも「踊ることが楽しくて仕方がない!コンサートが楽しみ!」と、
笑顔で話す子供たちを見ていると、親の私が支えてやらなければと思うのです。
忘れもしない、下の子供の初めてのコンサート当日、2歳の娘は朝から嘔吐と下痢を繰り返し、とてもダンスどこ
ろではありませんでした。
それでも私は上の娘を会場に連れて行かなければならず、朝から病気の娘を主人に預け、
上の娘の場当たり、リハに付き添って必死になっていました。
それが、本番が近づいた頃、主人が衣装を身に付けた下の娘を連れて控え室にやってきたのです。
「どうしてもコンサートにでるって聞かないからつれてきた」
結局メイクは間に合わず、衣装だけを身に付けて本番に出してもらうことになったのですが、娘は2曲を笑顔も見せる
勢いで踊りきりました。
私は、ステージ上の娘を見て、涙が止まりませんでした。朝の状態では、そんなこと考えられ
ないじような体調だったのに…。
無事フィナーレまでを踊りきったあと、娘は再び嘔吐し始め、次の日から2〜3日寝込んでしまいました。
「それでも踊りたい」
たった2歳の娘のそれほどまでの執念に、ただひたすら感心するばかりでした。
毎年ステージで踊る2人を見ると、あのときの感動を思い出します。我が子からひしひしと伝わる、「ダンスへの情熱」を目いっぱいに 受けとめながら。
親としての喜びと感動 親としての学び 娘たちの将来のために